くるっと外観360°

  • 近代和風建築

    近代和風建築

    近代和風建築

    明治時代に⼊り、⽇本は外国の技術や⽂化を取り⼊れることで近代化を遂げた。
    この建物のように和⾵を基本としながらも、⻄洋や東洋、外国のデザインや近代的な技術などが取り⼊れられた、明治期以降に建てられた建築を、近代和⾵建築と呼んでいる。

    • 破風(はふ)

      破風 破風 破風 破風

      破風(はふ)

      屋根の側面にあたる三角部分。
      この建物の破風は、角材が格子状に組まれており、建物のデザインと屋根裏の換気口を兼ねている。

    • 桟⽡葺き(さんかわらぶき)
      桟⽡葺き

      桟⽡葺き(さんかわらぶき)

      ⾬から建物を守るための部材。
      劣化が進んでいたため、2019(令和元)年度に完了した保存修理⼯事で新しいものに取り換えられた。

    • 唐破風(からはふ)

      唐破風

      唐破風

      唐破風(からはふ)

      玄関に設置された雨よけ。
      建物の顔でもあり、きれいな曲線を描いている。大工の腕の見せ所の一つ。

    • 銅葺き(どうぶき)

      銅葺き

      銅葺き

      銅葺き

      銅葺き(どうぶき)

      唐破⾵の曲線に合わせて葺かれた銅板葺き。
      建設当初はきらきらと輝く銅板だが、時間とともにきれいな緑⻘⾊となる。

    • 鬼瓦(おにがわら)

      鬼瓦

      鬼瓦

      鬼瓦

      鬼瓦(おにがわら)

      建設当初にしつらえられた鬼瓦。
      芝浦の文字が見え、この建物専用に作られていたことがわかる。

    • 懸魚(げぎょ)

      懸魚

      懸魚

      懸魚

      懸魚(げぎょ)

      屋根の頂点にある桁などの部材を隠すための装飾品。
      様式や時代にあわせてそのデザインが変えられる。西洋風の植物があしらわれており、花街の華やかさを演出している。

    • 蟇股(かえるまた)

      蟇股

      蟇股

      蟇股

      蟇股(かえるまた)

      屋根を支える部材。建物正面の装飾も兼ねている。
      懸魚に合わせたデザインとなっており、こちらにも西洋風の植物があしらわれている。
      立体的な彫刻で来訪者を迎える。

    • 破⾵尻(はふじり)

      破⾵尻

      破⾵尻

      破⾵尻(はふじり)

      破⾵板には先端部(破⾵尻)まで、社寺建築同様に彫刻がほどこされている。
      このような彫刻を「絵様」と⾔い、そのデザインは時代や様式で変わる。

    • 垂⽊(たるき)

      垂⽊

      垂⽊

      垂⽊(たるき)

      軒を⽀える部材。
      通常は、等間隔で配置されるが、細い部材2本を1セットとしており、軒先を軽快にみせている。

    • 欄間(らんま)と舟肘⽊(ふなひじき)

      欄間と船肘⽊

      欄間と船肘⽊

      欄間と船肘⽊

      欄間(らんま)と舟肘⽊(ふなひじき)

      ⼊⼝上部の欄間は、繊細な千本格⼦となっている。
      両端上部に⾈肘⽊があり、それに合わせてカーブを描いているため、格⼦の⻑さもそれぞれに合わせて作られている。
      ⼿間のかけられたデザイン。

    • 下見板張り

      下見板張り

      下見板張り

      下見板張り

      ⼀般的な外壁仕上げ。⾵⾬から内壁を守るための外装材。
      痛みが激しい部分については、2019(令和元)年度に完了した改修⼯事で新しいものに取り換えられた。

    • 古材と新材

      古材と新材

      古材と新材

      古材と新材

      ⽂化財指定されている建物であるため、できる限り当初材を残しつつ、性能劣化が⾒られたものについては変えられている。
      新旧の区別は⽊肌の⾊合いで⾒ることができる。

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